アメフクラガエル

アメフクラガエル

 英名:Common rain frog

 学名:Breviceps adspersus adspersus

    Breviceps adspersus pentheri

 体長:約40-60mm

 食性:小型昆虫類が中心


アフリカ大陸南部に生息するカエルの一種。四肢が短く、跳躍できません。また、口が小さく、シロアリといった小さな生物しか捕食できません。ほぼ地中で過ごし、雨天時に地表に出てきて食事や交尾を行います。通常、カエルは孵化後「オタマジャクシ」を経て「カエル」へと変態しますが、アメフクラガエルは孵化時にカエルの姿で登場します(卵の中でオタマジャクシからカエルへと変態するようです)。オスよりメスが大きくなり、交尾の際オスは糊状の液体でメスに接着し、メスと共に地中で産卵活動を行うようです。

アメフクラガエルはペットとして日本に輸入されています。販売されている個体はWC個体で、CB個体はまず見かけません。年によって輸入数が大きく変わり、2019年は多くの個体が輸入されたようです。国内での繁殖例はほぼありませんが、2016年の学会で国内繁殖の成功例が発表されたようです。

所謂「カエル」とは違い、わらび餅や小さなお饅頭のような形態をしています。前述にもありますが四肢が短く、ジャンプできません。脚が短いですが一生懸命ポテポテ歩くその姿はとても愛らしいです。また、いつも怒っているような顔をしており、体型や動きとのギャップもこのカエルのチャームポイントでもあります。

飼育は比較的容易で、日々の管理を怠らなければ長生きしてくれます。ただし、ほぼ土の中で暮らしているので、その姿を見られるのは1週間に1回程度です。

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「石橋画廊」